棉畑から生まれる希望

先週、蒲郡三河木綿の試作品を見に行きました。


みかん染めが変わり織りで織ってとても好評でしたので、
通常の三河木綿も変わり織りで出来ないかと織元さんに相談したら、すぐに試作を織ってくださいました。


出来上がった反物は、思った通り「柔らかい風合い」が出ました。
どうしても木綿は新品のうちはゴワゴワ感が出てしまうのです。

もう一点、通常木綿は糸に糊毛を付けて織るのですがこの織元さんは糊は全く付けなくて織ります。

早速、水通しをして、お客様の反応を見ると。。「良い!」「凄く良い!」との反応(嬉

次回は本気で柄と色を決めて販売します!お楽しみに!


次は、みかん染めの話と蒲郡で綿を栽培し始めたという話を以前から聞いていまして、いてもたってもいられずその話を聞きに行きました。


画像は、綿畑の様子です。



驚くべき所は、なんとこの綿、我が街「西尾にある天竹神社(棉伝来発祥の地と言い伝えのある神社)」から種を頂いてその種で植えたということ。

*詳しい伝来の話などはこちらこちらを参照してください。

当然私も地元ですので、その神社が神事として、伝わった綿を先祖代々ずっと守り続けて来ているという事は知っていましたが、その種を使って地元に植えて収穫する。そんな凄い話が現実になった事を聞くと本当にうれしくて、ず〜っと蒲郡に行くのを楽しみにしていました。



5月に植え、やっと収穫を迎えた綿です。
何もかも初めて、植えて育てたという事で、木も実も綿も通常の綿の木よりかなり小さいと言われましたが、まずは収穫出来た事が第一歩です。



そこから話は実際に皆さんの手元へお届けできるようにしたいお話へ続くのですが、とても1回のブログでは書ききれませんし夢みたいな話なのでまた別の機会に。



市販への道は当然まだまだ夢の話になりそうですが、どうせ趣味でしょ?では終わらせる訳にはいきません。これからず〜っと私も見守り続け、私が応援できる部分は応援していきたいと思います。