商品撮影で気を付けている事

最近暇があるとネットにいずれ出そうと思っている商品を撮影することにしています。

今日は撮影の裏話を。

着物を扱うネットショップの課題は

1・「商品に触れない」(これはどこも一緒)

2・「微妙な色合いが伝わらない」

3・「定価がない為、本当の価値がわからない」

大きくわけて3つ。

今日は2個目の課題、撮影についてです。


お客様からのお問い合わせで


「私のパソコンからはクリーム色に見えるのですが、実際の色は何色ですか?」


って感じのお問い合わせがたまにあります。

正直申し上げて、

「実際見ている方のパソコンによって微妙に全部違って見えている」

が本当の事で、

「クリーム系」と言っても

「白に近い、ベージュですかね〜」とも言えるし、「生成り色」とも言えちゃいます。

これはネットで物を売る商売(特に繊維系)には一生付きまとう問題だと思います。




で、完全に一致させるのは無理だっていうのは承知ですが
当店が努力(まだまだ素人ですが)しているのは



「画像はほとんどいじらない事」
「いつも同じ条件に近い形で撮影すること」


いじるというのはDTPソフトなどを使って、色合いや明るさなどを調整することです。

自分のモニターも正確には信じられませんし、もし自分のモニターが青系が薄く見えるのであれば、DTPソフトで濃くしてしまいがちですが、青系が濃く見えるお客様のモニターだとさらに濃く見えてしまうことになります。


最近、露出計をいつもお世話になる春光社さんで買ったのですが、適正露出で撮るとほとんど白は白、黒は黒と表現されます。

どっちみち見ている方の環境で、微妙に変わってしまうのでデジカメで撮ったそのままを載せたほうがよいという結論に達しました。もちろんデジカメと照明の都合上、明らかに違う色に写ってしまう商品もあります。その際にはカメラ側の調整で直すようにしています。


これが正解かどうかわかりませんが
おかげさまで、商品をお届けした後に色に対するクレームは来ていません。




最後に色を正確にお教えできる方法が一つあります。

「カラーチャート」と呼ばれる印刷業界が出している色見本帳(本)をお客様が持っていれば、ほぼ同色を指定できます。
ただ、この「色見本帳」高いんですよね〜・・・